ご挨拶

私が空師(そらし)になりたいと思ったのは20代後半でした。

それまでは、普通にサラリーマンとして企業勤めしていました。

ある日なにげなく外を見てみると、ビルの4~5階はあろう大木にしがみついたかと思うと器用に

ロープを駆使して颯爽とてっぺんに登り詰めていく人をみました。それが師匠との出会いでした。

当初は興味から話を聞いてみるだけでしたが、「チョット登ってみるか?」という言葉を真に受けて

教えて貰いながら大木にしがみついててっぺんを目指してみると普段は味わう事ができない達成感や

少しずつ空に近づいているような感覚になり、気が付いたら夢中で空を目指していました…。 

実際には全然登れていませんでしたが(笑)

それからは休みの度にアルバイトという形で少しずつ師匠からコツを教わり空を目指す日々が

続きてっぺんが近づいてきました。 登るほどに見える景色が開け、自分だけの空間と景色が

見えてきました。 

そして注ぐように吹き込む風がとても心地よく、私は空師の魅力にすっかり引き込まれてしまいました。

そして、それまでの仕事を辞め「空師」を本業にすることを決めました。

師匠からはてっぺんの目指しかた以外にも、「自然との接し方」、私が大好きな言葉

「技術を極めるよりも、良い人と仕事をしなさい」と言われた事が今となっては心に

一番残っています。

良い人と仕事ができるように「心技体」そして従業員とともに丁寧な仕事を心掛けお客様に喜ばれる

仕事をするため、私たちは今日もてっぺんを目指します。

「良い人達と巡り合い、喜んでいただくために」

株式会社 空師(そらし)
代表取締役  長谷川 一成